雨のおと
今、雨の音がした。久しぶりに雨がやってきた。
「シャー」という音に反応して窓辺にとび出すと
真っすぐ 地面に向かいしずくが大粒だからかな?
光を反射しながらのキラキラした雨。
空にはまだ青空が残る。
すぐに止むな…、って そう思えたけれど
雨の線がなんだか美しい。ちょっと不思議な感じのする雨模様。
息子に言わせればほぼ1カ月ぶりの『降水量』だそうだ。
山が、植物が喜んでる、、って素直に思える。私も。
何所かに虹でもかかってるかな? と あたりを見回し探してみたけど 残念。
けど、雨が洗い流してくれるさっきまでの暑い空気。
久しぶりに降る 雨の姿が心地よくて たたずんでいた ちょっとの時間。
それから数分?雷の音がし始めたとともに一転
黒い雲が空全体を覆い始めたけれど 不意に止んでしまった雨。
一瞬の幻想的な雰囲気がじめじめ感の強い不快な様相に。
でも、ゴロゴロと 恐ろしく脅かし気味の雷の音が
それほど嫌な感じに聞こえないのはなぜだろう?
うん
毎日が暑すぎたせいだ。
酷暑。命をも脅かす暑さ!と連日言われ続けた夏
まだもう少し『夏』だけれど 過ごしやすくはなって欲しいとは思う。
雷の音は相変わらず。
また雨がふり出した。
思いの外 優しい雨。
湿り気は 心にも弾力を思い出させてくれる気がした。
2018